ある女子高生のお話

私が思った。

ショートカットに縛られて

この1年、髪を伸ばせずにいる。くせっ毛も原因、似合わないのも原因。でも1番は、ショートが好きって言われたからで、 私の8ヶ月はどこへ行くんだろう。最初は推しで、ただ目で追ってて、認識してもらいたくて話すようになって、優しいねって笑ってもらって…

性別のない世界のお話

もしも本当に神様がいて、アダムとイヴが作られたなら。 どうして男女としたのだろう。自分に模したのなら、どうして1組の男女になったのだろう。 1人の人間に2つの性器があればいいのに。 人に性別なんて概念がなければ、私はあの子に告白できるのに。 あの…

落ちてる金平糖

幸せって、案外簡単になれるんだと思います。 たとえば、仲のいい友達からノートを貸してもらえたとか。橋から見える夕焼けが綺麗だったとか。小さなお菓子をいただいた、とか。 でもそれって、意識しないと見つからないんですよね。 私は比較的、ネガティブ…

おじいちゃんと卒業アルバム

8月14日。私の祖父の命日だ。 私は後悔ばかりの人生を送っている。その後悔の一つに、祖父が関係しているのは誰も知らない。 後悔といえど、色々あると思う。私は砂粒のような後悔を日々積み上げているが、そうではない人もいる。だが、この祖父への後悔は砂…

「知る」と「わかる」

私の父方の祖母は健在である。今でも家を訪ねると、海賊船の描かれたガラスのコップにオレンジジュースを注いで、チョコレートなんかを出してくれる。これからもきっと、笑顔を忘れない素敵な女性だ。 そんな祖母はよく私を考えさせてくれる。小学4年生の時…