ある女子高生のお話

私が思った。

落ちてる金平糖

幸せって、案外簡単になれるんだと思います。

たとえば、仲のいい友達からノートを貸してもらえたとか。橋から見える夕焼けが綺麗だったとか。小さなお菓子をいただいた、とか。

でもそれって、意識しないと見つからないんですよね。

 

私は比較的、ネガティブな方なのだと思います。自他ともに認めていますから。でも、いつまでもマイナスなことばかり見つめて、好きなものを見つけられない人生なんて、つまらないじゃないですか。

嫌いなものなんて見つからなくていい。見つけても、口に出さなくていい。毎日、ちょっとの幸せを探して、見つけて。好きなものだけ口に出して。それで人生、ちょっとは充実するでしょう?

 

私は、よく笑ってよく食べる、可愛い人になりたいです。

少ない友達と笑いあって、美味しいものを食べて。嫌いなものを口に出さず、日々の幸せで満足するような。

 

床に落ちてる金平糖を探し回って、やっと見つけたとき、それは埃をかぶっているかもしれないけれど、甘いことには変わりない。

 

誰かのことをちょっと好きになれた。誰かと今日はちょっとだけ多く喋れた。

それだけで、明日も幸せ。